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モニタ・キャリブレーション

作成日:2009/01/04
カラーマネージメント モニタ・キャリブレーション


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1 色温度の調整 白が画面上でどのような色味で見えるか調整する。

1.モニタ上で見える色

1-1.色も重要な構成要素

ホームページ作成ソフトや無料のブログツールなどの普及により、個人でもインターネットに情報を公開している人がとても多くなっています。 そしてみなさんホームページやブログのデザインを考える時には 『色』 も意識しているのではないかと思います。テンプレートを使っているだけだから特に意識はしていないという人でも、 「赤よりは黄色かな・・」 とか 「黄色でもどちらかといえば薄い方がいいな・・」 とか無意識に意識しているのでないかと思います。

1-2.様々な色表現

ところがこの色、自分で選んで自分のモニタ(ディスプレイ)で見る分にはまったく問題ないのですが、 他のモニタで見るとけっこう色味が変わっていたりします。これはビデオ出力の特徴や癖、モニタの個体差や経年による劣化などによって起こります。同じ型のビデオカードやモニタでも個体によって若干差がある場合もあります。下に色彩豊かな4枚の写真を載せましたが、これが閲覧した方のモニタでどのように表示されているか確かなことを言い切ることはできません。

2.キャリブレーションで正しい「色」を発信する

2-1.正しい色を使いたい

モニタに表示される色は赤と緑と青の3色(色光の三原色)をどの割合で混ぜるかで表現できます。この三原色による色表現は特定の1色を表し、ある人は赤に見えるけど、ある人は赤紫というような曖昧な表現ではありません。ただ、1-2であげた様々な要因等によって見え方が変わってしまっているのです。閲覧する側がどのような環境かまで把握や調整をすることはできませんが、せめて発信する側は正しい色を使いたいものです。

2-2.モニタ・キャリブレーションの勧め

モニタを調整する方法としてキャリブレーションするという手段があります。 モニタ・キャリブレーションは、画面上に測定器を貼り付けることで実際の出力(画面表示)を測定することができます。その結果を基に出力を調整することでモニタ上で色を正しく表示することができます。

出力を測定/調整するためのキャリブレーションツールが製品化されています。モニタだけでなくプリンタもキャリブレーションできる製品はまだ高価ですが、モニタだけのキャリブレーションツールはだいぶ安価になってきました。 個人でもウェブサイトやデジカメの写真をパソコンで管理していたり、フォトレタッチ等をされている方は導入してはいかがでしょうか。

参考文献




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