基盤単体テスト機能
機能概論
pbUnit
基盤単体テスト機能とは、profaim.base 基盤レベルで単体テストをサポートする機能です。profaim.base 自体の開発や追加モジュール作成時の動作確認を容易にします。
profaim.base は PHP4 で記述されているため、開発言語も PHP4 になります。汎用的な PHP4 テストツールとしては 既に PHPUnit がありますが profaim.base は基本ライブラリのロードや環境設定の読み込みなど基盤としての基本機能を提供するため、profaim.base に特化したテスト機能を提供する必要がありました。これが pbUnit です。
テスト機能の利点
PHPUnit や JUnit などでも言えることですが、単体テスト機能を提供する利点は同じテストを繰り返し行えるという点と結果を視覚的に確認できる点です。
重視した点
基本概念は PHPUnit や JUnit と同じですが、pbUnit ではテストケース作成の容易さと達成度確認の容易さを重視しています。
テストの作成はウェブページとして公開される PHP ファイルにテスト関数を記述することで行います。 PHPUnit の様にクラスの継承を意識する必要はありません。またテストの実行もウェブページを参照する様に URL を指定すればテスト可能です。
テスト結果がレポートとして視覚的に表示されるのは PHPUnit と同様ですが、pbUnit ではどのケースでどの様なテストが実施されたかを明確にします。
テストの評価は組み込みの評価関数を用いて行いますが、評価関数には引数として評価名を必ず指定します。指定された評価名は実際の評価には影響しませんがテスト結果レポートに表示されます。以前に作成していたテストケースを実行する場合に有効だと思います。
同様の理由から、テスト全体とテストケースにもコメントの付加が可能です。これらもテスト結果には影響しませんがレポート上に表示されます。