Objective-C
MacOS X 用のユニバーサルアプリケーションを作成する言語
C言語をオブジェクト志向向けに拡張した言語
Objective-C言語は、 C言語を拡張しオブジェクト指向方法論に基づいたプログラムを記述できる言語です。見出しに「Mac OS X 用の・・・」と書きましたが、 Objective-C は 決してMac OS X 専用というわけではなくGCC コンパイラ 等でコンパイルが可能だそうです。 言語自体の歴史も古く C++ 言語と並び古くから存在しています。
PowerPC の Mac でも Intel Mac でもネイティブに動作する ユニバーサルアプリケーション を作成するには、 MacOS X パッケージにバンドルされている Xcode と Interface Builder という開発環境 で Cocoa アプリケーションを作成する必要があります。この Cocoa アプリケーションを作成するために Objective-C 言語を使用します。
ここで扱う内容
ここでは、Objective-C を使用して MacOS X 用の Cocoa アプリケーション開発を行っていく中で気づいたポイントを掲載していこうと思っています。 MacOS X 10.5 (Leopard) では Objective-C 2.0 と それをサポートする Xcode 3.0、 Interface Builder 3.0 を使用するため、これら以外のバージョンでは通用しない内容もあるかもしれません。知っているだけでも Objective-C 2.0 からガベージコレクションや例外処理が追加され、Interface Builder も 3.0 から使い方が大きく変わったそうです。