記載日:2010/07/19
Apache 2.2.15 |
PHP 4.4.9 |
PHP 5.3.2 |
Apache 1 台で PHP 複数バージョン のテスト環境を作成する
想定する環境
複数の PHP バージョンを用意するだけなら、 VMware や Hyper-V といったサーバー仮想化を利用して 1 サーバー毎に特定バージョンの PHP を 1つずつ準備していく方法もありますが、ここでは 1台 の Apache Webサーバーに複数のバージョンの PHP 環境を作成する手順を紹介していきます。
ここで作成する環境は、 PHP4 の時代に作成したスクリプトを PHP5 に移行するために使用したり、 PHP4 にも PHP5 にも対応したスクリプトを作成するといった 同じ PHPスクリプト を PHP4 でも PHP5 で簡単に実行するための環境作りを目的としています。
環境作りの概要
PHP は Apache 上で モジュール版 または CGI 版 の2種類の方法で動作させることができます。モジュール版の方が Apache のプロセスに組み込まれるかたちで動作することもあり動作速度やメモリ効率も高いのですが、 複数バージョンの PHP をモジュール版として動作させることはできないそうです。 一方、CGI版 はリクエストの度に別プロセスで処理されるため、複数バージョンの PHP を動作させることができます。モジュール版も同時に実行しなければ、複数バージョンをインストールしておき切り替えて使用することはできます。
作成する環境
まず、 Linux環境 に Apache 2.2.15 がインストールされていることを前提とします。そこへ Source から PHP4.4.9 をモジュール版とCGI版、PHP5.3.2 のモジュール版と CGI版 を別のパスへインストール。
同じ DocumentRoot に対してポート番号を分けることで、モジュール版 PHP5.3.2、CGI版 PHP5.3.2、 CGI版 PHP4.4.9 の 3種類を切り替え確認できる環境を作成していきます。
Apacheに複数バージョンのPHPを混在させる |
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Apacheに複数バージョンのPHPを混在させるには
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Apacheに複数バージョンのPHPを混在させるにあたっての概要 |
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PHPの過去バージョンを取得する方法
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Apacheにインストールする複数バージョンのPHPをダウンロードする方法です。 |
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Linuxへ複数バージョンのPHPをインストール
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Linux上のApache1台に複数バージョンのPHPをインストールする方法です。 |