記載日:2006/08/07
FedoraCore 5

ユーザ

Linux ではユーザという単位で Linux を使用したりプログラムを実行したりします。作成されたユーザ毎にファイルの読み書きや実行権限を制御することで、複数のユーザが安全にシステムを利用することができます。

ユーザ作成手順

1.ユーザ作成

ユーザの作成にはスーパーユーザ権限が必要です。 su コマンドで スーパーユーザへスイッチした後、「useradd (作成するユーザ名)」と入力してユーザを作成します。

useradd のオプションとして "-g (グループ名)" と入力すれば、作成するユーザが所属するプライマリグループを指定することもできます。ユーザにグループを割り当てる場合は先にグループを作成しておく必要があります。グループの作成方法は グループ作成 が参考になると思います。

以下の例は、事前に作成しておいた 「group-a」 というグループに所属するユーザ 「sample」 を作成する例です。

# /usr/sbin/useradd -g group-a sample

以上でユーザの作成は完了です。

2.作成確認方法

以下のコマンドでユーザが作成されたことを確認します。追加したユーザ「sample」で始まる行が表示されれば、ユーザが正しく作成されたことを確認できます。

# cat /etc/passwd | grep sample
sample:x:502:501::/home/sample:/bin/bash
#

表示された最初の数字 "502" はユーザに割り当てられたIDで、次の数字の "501" はユーザに割り当てられたグループのID(GID)です。指定したグループ(今回は group-a)の ID が表示されてることも確認します。

以上で、ユーザの作成は完了です。




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