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Subversion リポジトリを Apache で公開する

記載日:2006/08/09 最終更新日:2006/08/13
Subversion 1.3.2 Apache 2.2.2 FedoraCore 5

1.はじめに

ここでは、Linux上に作成された Subversion のリポジトリを Apache 経由で公開するための手順を紹介します。 Subversion と Apache が Linux 上にインストールされていることを前提に話しを進めていきます。Subversion のセットアップが済んでいない場合は、 Subversion 1.3.2 インストール(Linux) が、 Apache のセットアップが済んでない場合は  Apache 2.2.2 インストール(Linux)  がそれぞれ参考になると思います。

また、ここで紹介する手順はセキュリティを考慮していないので、ウェブサーバ経由で誰でもリポジトリ操作が可能となってしまうので注意してください。Apache の Basic認証 でアクセス制限をかけたい場合は、この記事の手順で設定した後で Locationディレクティブで Basic認証 を設定  を参考にしてみてください。

2.Subversion リポジトリの公開手順

リポジトリを公開するサーバの IPアドレスは "192.168.100.10" とします。最終的には URL "http://192.168.100/10/svn/test" でリポジトリにアクセスできるように設定を行います。また、Apache は "/usr/local/apache2" にインストール済み、Subversion のリポジトリは "/usr/subversion/testRepos" に作成済みとしてます。

2-1.Apache 設定ファイルを修正

「cd  (Apacheのインストールディレクトリ)/conf」 と入力して Apache の設定ファイル httpd.conf が置かれているディレクトリへ移動します。

$ cd /usr/local/apache2/conf

2-2.Location 定義

Apache の設定ファイルである "httpd.conf" に Subversion リポジトリを示す Location を定義します。

conf ディレクトリに配置された "httpd.conf" を vi などのエディタで開きます。以下は vi エディタで httpd.conf  を開く例です。

# vi httpd.conf

httpd.conf  に Location定義 を追加します。 追加する場所は入るの一番後ろで問題ありません。"<Location (公開するパス)>" と Apache が公開する Location を指定します。 Locationタグで囲まれた部分に "SVNPath (Subversionリポジトリへの絶対パス)" と指定して Location と リポジトリのパスを関連づけます。

<Location /svn/test>
DAV svn
SVNPath /usr/subversion/testRepos
</Location>

2-3.Apache 再起動

変更した httpd.conf の設定を有効にするため、 Apache を再起動します。「cd  (Apacheのインストールディレクトリ)/bin」 と入力してディレクトリを移動します。 su コマンドでスーパーユーザにスイッチしてから、 「./apachectl restart」 と入力して Apache を再起動します。

$ cd /usr/local/apache2/bin
$ su
Password:
# ./apachectl restart
#

3.Apache 経由でのリポジトリアクセス確認

Subversion のリポジトリが Apache 経由でアクセスできるかを確認するには、 ウェブブラウザでアクセスしてみるのが簡単です。

今回は "192.168.100.10" 上のパス "/svn/test" でリポジトリを公開する設定としたので、URL は "http://192.168.100.10/svn/test/" となります。

ウェブブラウザでアクセスして、右の様な画面が表示されれば成功です。

今回は作成したばかりのリポジトリを公開しているため、Revision 0 となっています。