記載日:2007/01/14
Windows XP SP2 TortoiseSVN 1.3.5

1.Subversion リポジトリにリソースを新規追加

追加リソースここでは、 TortoiseSVN を使用して フォルダやファイルといったリソースを SVNリポジトリ にコミットし、 これらリソースを Subversion の管理下に置く方法を紹介します。

今回、SVNで管理されたフォルダ「TortoiseSVN」に「005.リソースを新規追加」という名前のフォルダを作成し、その中に「原稿.txt」というファイルを作成しました。

まだ SVNリポジトリ を作成していない方は  リポジトリ新規作成(TortoiseSVN)  を、ローカルのフォルダを Subversion の管理下においてない方は  チェックアウト(TortoiseSVN)  に記事を掲載しています。

2.リソース追加の手順

2-1.追加とマークする

リソース追加新しくリソースを追加したSVN管理下のフォルダ(今回は「TortoiseSVN」)上で右クリックします。 ポップアップメニューの 「TortoiseSVN」 から 「追加」 を選択します。

2-2.追加確認ダイアログ

追加ダイアログTortoiseSVN:追加」 ダイアログが表示され、 SVNリポジトリ 管理下のフォルダに、新規に追加されたリソースが一覧されます。

リストに誤りがなければ「OK」を押します。

もし追加したくないリソースが一覧に含まれている場合、左側のチェックを外せば追加対象ではなくなります。

2-3.追加マーク処理

追加完了リソースの追加が始まり、追加が完了するとダイアログのタイトルに 「終了!」 と表示されます。

この時点では、"新しいファイルをSVNで管理します" とマークしたイメージで、まだSVNの管理下に置かれたわけではないので注意しましょう。

2-4.状態がアイコンで明示

TortoiseSVNアイコン追加が完了すると、アイコンの表示が変わりSVN管理対象に変更があったことが明示されます。

フォルダを例にすれば、新しく追加されるフォルダには追加を表す「追加リソース」マークが表示されます。また、内容が変更されたフォルダには「変更リソース」マークが表示されます。 コミット済みで SVNリポジトリ の内容と相違がないものについては「コミット済みリソース」マークが表示されます。

3.追加リソースをコミット

3-1.コミット処理開始

コミットリソースを追加とマークしたら、 SVNリポジトリ に追加内容を反映するためにコミットを行います。

※SVNでは、コミットのタイミングでリビジョンという管理番号が1つ繰り上がるので、同じ目的で複数のリソースを追加した場合はコミット前に全て追加しておきましょう。

先ほどのリソース追加時に選択したフォルダ上で右クリックします。 ポップアップメニューから 「SVN コミット」 を選択します。

3-2.コミット処理開始

ログメッセージ入力TortoiseSVN:ログメッセージを入力」ダイアログが表示されるので、今回コミットする内容や目的などをメモとして入力します。

今回は、「原稿作成-TortoiseSVNでリソースを新規追加する方法」としました。

ログメッセージはキーボードから入力しなくても、ログメッセージ入力「最近のログメッセージ」ボタンを押すことで、過去に入力したログ履歴から最近入力したログメッセージから選ぶこともできます。

選んだ内容はコミット前に再編集可能なので、今回の変更内容に近いログ履歴を選択してから編集するのも楽かもしれません。

3-3.コミット完了

ログメッセージを入力して「OK」ボタンを押すと、コミット完了コミットが始まります。コミット状況がダイアログ中に表示されていき、コミットが完了するとリビジョンが表示されます。

今回のコミットでは、「リビジョン:24」と表示されていることから、このリポジトリに対する 24回目 の変更が「原稿作成-TortoiseSVNでリソースを新規追加する方法」だったということになります。

以上で 新規のリソースを Subversion のリポジトリで管理することができました。